Story.05自分の「本当の声」に
耳を傾ける

「これまで」の自分に感謝し、「これから」の自分の新しい人生のスタート

どうなるか分からない
「これから」に向かって

自分の魂の声を聴く

サナギのなかで一つひとつがどろどろに溶けていった。
それは、今までの自分が積み上げてきた経験や成果であったり、自分を守るために防御していたシールドであったり、社会のストーリーによってできあがった信念や価値観であったり。

そうした日々を過ごしていたなかで、本当に必要なことは必要なタイミングでやってくるということを実感することが何度もあった。友人が、「今度ハイヤーセルフ(高次元の自分)の声を聴いてもらえるセッションを受けてみたらどう?」と紹介してくれて、セッションを受けたときに衝撃を受けた。

「こっち行きたいんだよね?」
「今は階段の踊り場で待たされている時間なんだよ。これまで歩んできたところは違うって思えているけど、でも新しい階段の先はまだ見えていない。不安だよね?」
「こんなことを大切にしたいんでしょ?これからはこっちに行きたいんだよね!」
「こんなことしたいから、この時代に生まれてきたんだよ!」

それは、自分の魂の声を聴くことができた時間。自分の魂が打ち震えるくらい喜びを感じた時間。あぁ、自分はこっちの方に重心を移していきたいんだなぁって受け入れられた機会だった。

どちらの世界観に重心を置くか、
揺らぐ日々

それからは、自然に触れたり、色んな内省の機会を設けたりして、自分の中に静けさと空白の時間を大切にしていたら、段々と朧気ながら自分の中で蝶々が降り立ってくる感覚が少しずつ芽生えはじめていった。

それでも、今まで積み上げてきたもの、自分が価値を出してきた世界観から抜け出して、本当にやりたいこと、チャレンジしたいことに飛び込んでいくのには迷いがあった。
今までの世界観と、まだ見えないけど本当に大切にしたいこれからの世界観のどちらに重心をおくかで揺らいでいる日々が続いた。

「今、新しい世界観にチャレンジしても成り立つだろうか?」
「それよりもビジネスパーソンとしてもっと自分の価値を確立したうえで、数年後にチャレンジすればいいのではないか?」
「いきなり全部ジャンプするよりも、半々くらいで始めたらいいじゃないか?」

今まで心地よく、収入も含めて安心していられるこれまでと、どうなるかわからないこれからの狭間で揺れ動く。
そんななかで、「私はこっちに行くんだ!」「本当に大切にしたいことに自分の命を使うんだ!」と、強い決意をさせてくれたのは、運命の人との出会いであった。

本当に大切にしたいことに
自分の命を使っていく

人生において重要な出会い

ある日、親しい友人から紹介したい人がいるから、今度一緒に飲もうと誘いがあった。簡単にその人のことをメッセージで教えてもらったときに、私にすごく近いものを感じた。
そして、「あぁ、この人とはどんな予定を差し置いても絶対に会わないといけない」という想いが湧き上がってきた。

私自身、人とは本当に深いところで繋がりたいんだけど、分かち合えない感覚も感じていて、10年間寂しさや孤独感を感じていたが、その人とは本当に深い部分で繋がるような気がする、この出会いが私の人生にとってとても重要だという確信が生まれていた。

そうして出会った時、言葉ではなくもっと深いところで通じ合っている感覚、その人がもつ人に対する深い愛情を感じていた。さらに同じような孤独感を感じていることも伝わってきた。とても他人には思えない、言葉には表せない繋がりを感じていたのである。

現れてきた素直で純粋な「自分」

そこから2回目に会った時に、自分の魂が安らいでいく感覚と、その人の魂と出会えたことに対する歓喜のような感覚と、一緒にいることが何の違和感もない感覚を感じ、3回目に会った時は互いの魂が溶け合っていくような、深く共鳴していく感覚を人生で初めて感じていた。

お互いがまるでテレパシーのように互いを感じる事ができる。
本人ですら気づかなかった押し殺してきたことや本当に大切にしたいことを、互いが互いに気づき、癒やし、受容していく。一緒にいると深い安心感を感じ、自分を覆い被さっていた殻がぽろぽろとこぼれ落ちていき、素直で純粋な自分自身が現れていく。

これまでの世界観と、まだ見えぬ新しい世界観で揺れ動いていた私に、「新しい世界を一緒に創っていこう!そっちに行こうね!」と、自分が「これまで」ではなく、「これから」本当に大切にしたいことに自分の命を使っていくことを、決意することができた。

運命の人との出会いが、私の人生に安心感と希望、喜び、そして過去と今への感謝と未来への愛を育んでくれたのである。

これまで向き合い続けたからこそ、
共鳴に気づくことが出来た

この奇跡的な出会いが一体何だったのか、ずっと言葉にすることができなかったが、友人から「それはツインレイ(*1)じゃないかな」と教えてもらい、調べてみたらツインレイの特徴やそれによって起きる影響が全て当てはまり、私の魂の片割れと運命的に出会うことができた。

私はツインレイの存在に出会う際に、理屈では説明できない共鳴を感じることができて、その出会いに気づくことができた。 それは今までの歩みの中で、私自身の本当の願い、本当に大切なことに向き合い続け、私の中心にある魂の声に耳を傾けてきたからこそ、その共鳴に気づくことができたのだと思う。

自分のツインレイとの出会いは、私が本当に大切にしたいことを実現させる人生の新しいスタートを意味することになったのだ。

*1)ツインレイとは、魂の片割れやこの世にひとりしかいない運命の相手を表す。 ひとつの魂が前世から現世へ転生する際に分離したとされていて、もともと同じ魂をもった者同士、自分の半身のようなもの。 ツインレイは自分以外にたったひとりしかいないため大変貴重な存在。

あなたが、本当に大切にしたいことは?

Epilogue 唯一無二のあなたという
存在の輝きが、
世界に色彩を生み出していく

障害や葛藤があろうとも、
心から望んでいる「これから」を創造する

今は大きな変化の時代。
だからこそ、私たちは本当に望む未来は何だろうか?それを実現する大きなチャンス。

「世界の新しい可能性を拡げる連鎖を、あなたからできるよ!」

一人ひとりの可能性を心から信じ、優しさと勇気で、無意識に諦めていたことや、抑圧されていたフタが自然と溶けて、「あれ、そういえばあのフタは何だったっけ?」と気づけば無くなり、そして本当に大切にしたいことを実現するために生きていいんだ、命を使ってもいいんだと思えるサポートをしていきたい。 「これまで」に感謝を込めて、そして私たちが本当に生きたい「これから」を創造していく。

素直に自分を表現でき、素直に行動でき、自分が自分じゃないものになろうとする努力が不要になっていき、本来の自分の可能性が拓いていく社会へ。
何かの規範や誰かのストーリーによる成功ではなく、自分のハートを感じられる、自分の中心に繋がる人が増えて、様々な障害や葛藤があろうとも、自分の中心の軸からぶれず、幸せな人生を歩んでいく。

「Impossible(不可能)」を「I'm possible(ありえる)」と感じてもらえる「’」になりたい。
一人ひとりの現実に見合う形で、「これから」の可能性への架け橋を作っていきたい。